純国産きくらげ 緑工房の代表・河村雄太です。
このブログでは、これから仕事またはプライベートできくらげ栽培を始めたいと思っている方へ、きくらげ栽培歴5年以上のプロが「きくらげ栽培成功のコツ」をお伝えします。
きくらげ栽培は一般的に難しいと言われています。
しかし、栽培する場所と成功のポイントを抑えておくことで、誰でもきくらげを育てることができます!
お仕事として始めたいと考えている方は、このブログを見て、まずは試験的にご自宅で育ててみてはいかがでしょうか?
それでは、一緒にきくらげ栽培にチャレンジしてまいりましょう!
きくらげの栽培方法
きくらげの栽培方法は大きく2種類。原木栽培と菌床栽培があります。それぞれの栽培の特徴と、メリット・デメリットをお伝えします。
原木栽培
原木栽培は、原木に穴をあけてそこに菌を植え付けて栽培する方法。
育てる場所 | 野外、自然の中 |
収穫までの期間 | 約1年 |
収穫できる時期 | 春・秋 |
メリット | ・天然物に近い環境で栽培している。 ・「原木から作って収穫したきくらげ」というブランド価値がある。 |
デメリット | ・天候や害虫に左右されやすく、収穫量や品質が安定しない。 ・原木が重いため重労働になる。 |
菌床栽培
菌床栽培は、おがくずや米ぬか、ふすま(麦のぬか)などの栄養分に水を加えて、ブロック状に整形したもの(=菌床)に菌を植え付けて栽培する方法。
育てる場所 | ハウスなどの室内(温度・湿度の管理ができる場所) |
収穫までの期間 | 約3ヶ月 |
収穫できる時期 | 年間 |
メリット | ・1年を通じて安定した収穫量が確保できる。 ・施設内を衛生管理を徹底することで高い安全性が得られる。 ・菌床が軽いため体に負担がかかりづらい。 |
デメリット | ・施設や設備にコストがかかる。 ・原木栽培よりも味・香りが劣る(一般的に言われている) |
河村のおすすめは「菌床栽培」。緑工房でも菌床で栽培をしています。
このブログでは、菌床栽培にフォーカスしてお話しします。
きくらげの栽培成功(必ず押さえておくべき)ポイント
・温度と湿度環境の確保
きくらげ栽培で一番重要なのは、きくらげが育ちやすい温度と湿度の確保です。
温度は20℃〜25℃、湿度は70%〜85%がきくらげが育ちやすい環境になります。
・栽培場所の決め方
2、きくらげが苦手な直射日光を避けた湿気の多い場所
室内の場合 お風呂、リビング、キッチン、玄関
外の場合 ベランダ、木陰、軒下、畑

レッツきくらげライフ!
ご紹介したきくらげ栽培成功のコツをしっかりと抑え、ぜひきくらげ栽培に挑戦してみてくださいね。
きくらげ栽培のための菌床 ご購入はこちら
緑工房では、おうちできくらげが栽培できる「きくらげ栽培キット」を販売しております。
きくらげの小さな赤ちゃん芽がついた状態でお届けする「初心者向け栽培キット」と、きくらげが生えてくる切れ目を入れてくるところからスタートする「エキスパート向け栽培キット」の2種類がありますが、はじめてきくらげを栽培する方は、まずは「初心者向け栽培キット」からスタートしてくださいね。
きくらげ栽培についての疑問などありましたら、メールやお電話、LINEにてお気軽にお問い合わせください。LINEでは専門スタッフが質問にお答えします!
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鳥取県鳥取市河原の株式会社緑工房 代表。きくらげ栽培・販売に携わって9年目。
自社工場で菌床からつくる完全国産自家栽培のきくらげを、県内のきのこ研究施設・日本きのこセンターとタッグを組んで生産している。
国産野菜の使用100%にこだわる長崎ちゃんぽんリンガーハットのちゃんぽんにも使用していただいている。